腰椎圧迫骨折のリハビリ・マッサージ
2017/03/17
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症例腰椎圧迫骨折とは、背骨(脊柱)に外部から圧力や衝撃が加わることによって、背骨の1つ1つ(椎体)を伝って腰部の椎体がへしゃげるように骨折が起こることです。
脊柱は1つ1つの椎体と言われるパーツが骨盤の上に24個積かさなってできているもので、圧迫骨折は第11胸椎から第2腰椎の「胸腰椎移行部」で多発します。
これは腰部の前弯から胸椎の後弯に変化する境目なので圧力が集中しやすいことも原因の一つであります。
腰椎圧迫骨折の原因は主に転倒が多く、それも「しりもちをついた転倒」が発生しやすいです。
直接腰に荷重がかかるのではなく、しりもちで骨盤や尾骨を打ち、その衝撃が背骨を伝って上へと流れ、胸腰椎移行部で集中するためにその部分に骨折が起こることが多いですが、
「骨粗鬆症」をお持ちの方はこの骨折になる危険性が非常に高く、重いものを持っただけ。くしゃみをしただけ、草を引っこ抜いただけ。。。。
これで圧迫骨折を起こす方もおられます。
骨粗鬆症の方では危険と言う意味から、高齢の方、特に女性ではリスクが高くなってしまいます。
また、症状は「骨折部の限定的な激痛」とその周辺の痛み。
骨折部がへしゃげるので前方にとがった楔のようなの骨に変形してしまうことがあります。
これが起こると猫背や亀背にもつながりますし、変形がきついと逆流性食道炎や
食堂裂孔ヘルニアにもつながることもあります。
痛みに関しては、上記のように激痛を訴えるような人もいれば、何も感じずに気づいた時には変形して治っていたり、特に骨折した覚えもないのにレントゲンでは骨折した後が残っていたりと様々です。
背骨の骨折だから脊髄が・・・神経が・・・
と不安になるほどの症状を起こすようなことは普通のしりもちではまずないでしょう。
それよりは骨折後の変形のことや、再度の骨折予防に注力した方がいいかもしれません。
腰椎圧迫骨折自体の痛みは数週間でほとんど治まりますが、
きちんとしたリハビリをしておかないと、先ほどのような変形や、
骨折部をかばったために腰部の筋肉に負担がかかるために筋肉性の痛みが出現することもあります。
当院では、マッサージによって、関節周囲の筋肉を緩め、全身の血流を促します。それに加え、これ以上の筋力低下を防ぐ為、自 動、他動運動療法を取り入れて施術致します。痛みの訴えがある方には、無理のない範囲から、コミュニケーションを取りながら、進めて参ります。関節を動か すと、関節がポンプの役割をし、血液の循環がうながされます。関節拘縮の予防と、可動域の維持拡大に努めております。
このような症状にお悩みな方は、お早めにご相談下さい。
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